上海日本人学校 浦東校 Shanghai Japanese School Pudong Campus

令和4年度 学校経営の基本方針bak

令和4年度

 

  学 校 経 営 の 基 本 方 針

                                                  

上海日本人学校 浦東校

 

校      

 

「 独 歩 博 愛 」

   獨歩:自らを育み,自分らしさを発揮して世の中の役に立とうとする精神

   博愛:自他を愛し,よりよい世の中を作っていこうとする精神

 

学 校 教 育 目 標

 

自ら学び,明るく,やさしく,たくましく

 

国際性豊かな児童生徒の育成

 

児 童 生 徒  生 活 目 標

 

元気  笑顔  一生懸命

    

 

1 学校経営方針

 

   学校教育目標を達成するために,発達段階に応じた学びをしっかりと身につけさせる。上海という特性を生かしつつ教育環境の充実・整備に努める。児童生徒に寄り添い,一人一人の夢の実現に向け,教職員が一体となり上海日本人学校浦東校の校風づくりを図る。海外という日本とは異なる教育環境であることを熟知しながら,児童生徒一人一人をしっかり見つめ,きめ細かな対応を図る。

  児童生徒にとって通って楽しい学校。保護者にとって安心して通わせられる学校。教職員にとって働き甲斐のある学校を目指す。

 

(1)   主体的・対話的で深い学びの実現と,児童生徒に求められる資質・能力育むために,授業の工夫・改善を積み重ねる。

 

(2)   少人数教育を推進する中で,児童生徒との触れ合い,会話の時間を大切にし,児童生徒の変化を見逃さないカウンセリングマインドに基づいた教育の充実を図る。

 

(3)  日本人としての基本的生活習慣の確立と社会性の育成に取り組む。

 

(4)  心身の健やかな成長と,体力の育成・向上を図る。

 

(5)  上海・中国の現地理解教育,日本理解の教育に取り組む。日本人としてのアイデンティティの確立,共生の精神,国際人としての素養の育成を図る。

 

(6)  道徳教育を推進し,児童生徒一人一人の自尊感情を高める。

 

(7)  キャリア教育の充実を図るとともに,一人一人の夢を育む教育の推進を図る。

 

(8)  中国での生活であることに配慮し,児童生徒の生命・身体の安全と健康に留意し,危機管理体制の構築と徹底を図る。

 

(9)  体験学習の充実を図り,感動を体験する機会の創造に取り組む。協働の精神を培い,心豊かな児童生徒の育成を図る。

 

(10)学校運営委員会の「上海日本人学校は一つである」という理念のもと,浦東校,

虹橋校,高等部が連携・協力し,小・中・高のつながりを大切にしながら,学校

教育を推進する。

 

2 指導の重点目標と努力事項(☆:今年度努力項目)

  組織目標

   

  多様性を理解し、自他を尊重する教育の推進

 

(1) 確かな学力の向上を図る。

☆ 児童生徒が主体となった課題解決学習に取り組み,活用力の育成を図る。(主体的・対話的で深い学び)

☆ 教員研修の充実,ICT機器を効果的に活用した授業方法を積極的に導入し,教師の授業力の向上を図る。

☆ 各種テスト,補習授業等の実施に取り組み,適切な進路指導を行うと共に生きる力を育むキャリア教育の推進を図る。

・ 新しい学習指導要領に基づき,教科,道徳,特別活動,総合的な学習の時間等の授業の充実を図り,確かな学力の向上を図る。

・ 授業時数の確保と教育課程の適切な運用を図る。

・ 少人数学習の充実を図り,児童生徒の学び合いを通して基礎・基本の学力,活用の力の育成,定着を図る。

  様々な学習場面において,個に応じた指導の工夫を図る。

・ 海外という脆弱な日本語環境を把握し,言語活動,読書活動の充実・取り組み,言語能力,コミュニケーション力の向上を図る。

・ 英会話,外国語活動に取り組み英語力の向上を図る。

 

(2) 楽しい学校生活と豊かな心の育成を図る。

☆ 児童生徒一人一人の良さを認め,自尊感情を高める道徳教育を推進し,違いを認めあい,協力し,個々の良さを伸長する教育の推進を図る。

☆ 問題行動や不登校に対して早期発見,対応に努め,問題の解決を図る。

☆ いじめの早期発見,予防に取り組み,毅然とした態度でその解決を図る。(生徒指導協議会・いじめ防止委員会等を中心に組織的な対応を図る。)

・ 礼儀,挨拶,言葉遣い等の学習を通し,日本人としての基礎を育むと共に良好な人間関係の構築を図る。

・ お互いを思いやる豊かな心の醸成に努め,体験学習を通して,自主性と社会性の育成を図る。

・ 少人数学級編成の利点を生かし,きめ細かな児童生徒理解と信頼関係に立った生徒指導等の充実を図る。

・ 集団生活における,「聴く姿勢の徹底」と「生活のきまり遵守」の指導を図る。

・ 読書,清掃,時間厳守,家庭学習の習慣づけ等の指導の推進を図る。

・ 児童会・生徒会活動において児童生徒の主体的な活動を推進するとともに,自ら課題を見つけ,解決に組む積極的な姿勢を大切にし,「生きる力」の育成を図る。

 

(3) 健康・安全の確保と体力の向上を図る。

☆ 教科体育の充実と体育的行事(運動会や体育大会等),休憩時間の積極的な活用を通し,健康・体力づくりの推進を図る。

☆ 保護者の責任による通学の安全確保への啓発を行い,通学安全委員会の取り組みを充実し通学の安全確保に努める。同時に交通警察との連携強化を図る。

 新体力テストの実施と結果の活用を図る。

・ 月1回の安全点検の実施と火災,地震,不審者対応の避難訓練の充実を図る。

・ 校内警備の徹底と警察公安との連携を図り,校内危機管理体制の整備を図る。

・ 大気汚染に配慮し毎日の空気状況把握と屋外活動の制限等対応の充実を図る。

・ 新型コロナウイルス,インフルエンザ等,感染症対策として,防疫体制を整えるとともに,3密を意識した指導,うがい・手洗いの励行と日々の健康管理の徹底を図る。同時に保護者との連携・協力体制を継続していく。

 

(4) 職員の資質・指導力の向上を図る。

☆ 学校経営の基本方針を受けた学校目標等について,学級・学年・学部経営において具現化を図る。教職員としての常に学ぶ姿勢を持ち,専門的な知識や技能を磨く。同時に高め合う実践研究と研修に努め,人間性の涵養と「教師力」の向上を図る。

☆ 教職員としての自覚と誇りを持ち,服務規律を厳正に遵守し,児童生徒,保護者や運営委員会,上海市教育委員会等からの信用が常に保たれるよう行動する。

・ 「わかる授業」の実践に務め,児童生徒の主体的な学び,思考力や判断力,表現力を高める授業の工夫改善を図る。

 現地校視察や現地校教員との交流を図り,国際的な教育の水準の把握に努めると共に,日中友好の絆を深め,国際平和教育の推進を図る。

・ 学校評価や保護者アンケートの結果を真摯に受け止め,児童生徒の学びの現状を把握し,マネジメントサイクル・PDCAに基づき常に授業改善を図る。

・ 教育活動(教育内容,評価等)において児童生徒,保護者に説明責任を果たす。

 

(5) 特色ある教育活動の充実を図る。

☆ 校外学習,現地校交流,中国語スピーチ大会等を通して国際理解教育の推進と日中友好の取り組みを充実させ国際性豊かな児童生徒の育成を図る。

☆ ICT教育の長期計画を作成し,プログラミング教育も視野に入れたICT教育の推進を図る。(タブレット等のICT機器を活用した授業展開,授業力・指導力の向上等)

・ 日系幼稚園及び高等部との連携を図る。

・ 学校安全を第一に,個人情報等に留意しながら,学校便り,学校ホームページ,学年便り,保健便り,学級通信等の発信を行い情報発信の充実を図る。

・ 英会話,外国語活動,外国語の充実を図る。

・ 中国語教師と連携を図り会話力の向上を図る。(習熟度別指導,年間指導計画の策定等)

・ 読書教育を推進し,読書の楽しさと言語能力向上のため,朝の読書の充実に取り組み,読書習慣の定着を図る。

・ 日本の伝統文化の継承と中国理解のための活動の推進を図る。

・ 1年間の学びの証として,「ゆめのみ」(学校文集)の作成・発行を図る。

・ 家庭との連携を深め,基本的な生活習慣の確立を図る。(保護者参観日,語学参観日,学級・学年・個別懇談会,各種説明会を行う。)

・ 感染症対策・防疫体制を守りながら、保護者ボランティア・PTA(図書,校外学習,チャレンジタイムの企画等)による学校教育活動の充実を図る。