学校生活
本校では日本の文部科学省の高等学校学習指導要領に基づいたカリキュラムで授業を行っていますが、独自の強みも沢山あります。
語学を始めとした幾つかの教科では生徒の学習状況に応じて少人数クラスを編成しており、きめ細かい指導を徹底しています。
大学入試センター試験から「大学入学共通テスト」へと変更されるなど、「覚える」型の学習から「考える」型の学習へと高等学校の学習は大きく舵を切ることが迫られています。そこで本校では「探究」に加え「国際理解」という時間を設け、一人ひとりが教科の枠を超えた課題を発見し、考察を重ねながら、硏究結果を論文としてまとめ、かつその内容をプレゼンテーションするという授業を行っております。
またグローバルダイバーシティー人材育成を目指し、グローバル・ICT 教育にも力を入れています。本校ではタブレット等情報端末を各自が一台以上用意しています。様々な ICT アプリを駆使し、教員・生徒双方向での授業展開がしやすくなっています。語学においてもネイティブ講師を招いた英語授業だけでなく、中国語の授業も行われています。
探究授業
生徒それぞれが自己の在り方・生き方を考えながら、自らの課題から社会の課題まで幅広いテーマの中で「課題解決型学習」を行っています。
タブレット端末授業
各教室にプロジェクターや大型モニターを完備し生徒も教員もタブレット端末等のICT機器を活用しながら授業を行います。
中国語授業
上海立地を生かした中国語授業。生徒のレベルに応じて少人数クラスに分かれます。
学校行事
本校の学校行事は、生徒が一丸となって企画運営を行います。体育祭や文化祭(梧桐祭)などの行事に加えて、上海立地を生かした国際交流等のイベントもたくさんあります。
修学旅行
2年生の大きなイベントである修学旅行は、現地の人々との交流活動を通して、文化や風土への理解を深めます。単なる観光旅行とは違い、生徒たちの一生の宝物になっています。
体育祭
生徒全員が力を合わせて運営する体育祭は日本人学校ならではのアットホームな雰囲気があります。現地校の生徒と共同で行う種目もあり、見所がいっぱいです。
梧桐祭
企画·運営の全てを生徒が主体的に行っている梧桐祭は、生徒も教員も毎年楽しみにしている行事の1つです。この「梧桐祭」という名前も、生徒投票によって決められました。名前の由来は、上海で多く植えられ、上海日本人学校の校章にも使われている「プラタナス」 です。
SJHSオスカー
2年生の最後に英語科の授業の一環として、各グループで好きな映画をリメイクし、撮影して発表する取り組みです。セリフは全て英語。撮影、衣装、メイク、CG処理などの全てを生徒達だけで行います。
国際交流
上海日本人学校高等部は開校当初から、積極的に国際交流活動に取り組んでいます。日頃のスポーツ親善試合から文化交流活動まで、上海の立地を生かして、中国内の学校や組織と継続して交流してきました。
他に、上海市内にあるインターナショナルスクールとスポーツ親善試合も行っています。また、参加型の交流だけではなく、各種大会においても良い結果を残しています。以下、国際交流活動の内容を写真とともに紹介します。
本校の体育祭には、上海市工商外国語学校・上海市甘泉外国語中学の生徒たちも参加
上海市工商外国語学校が主催する、世界8か国以上からの高校生たちと交流できる「インターナショナルサマーキャンプ」に参加
上海市対外友好協会主催の「インターナショナルユースキャンプ」に参加
1週間上海市内の大学に通い、さまざまなアクティビティで生きた中国語、中国文化を学ぶ語学文化留学
上海市工商外国語学校主催の模擬国連に参加し、優秀団体賞を獲得
軽音楽部メンバーが中心となって、他校のバンドとの合同ライブを年に数回実施
上海市体育局・上海市教育委員会主催の少人数バスケットボール大会Magic3でベスト8進出
2023年度上海市浦東新区境外学生中文風采展示活動で優秀文化体験賞を受賞
ボランティア
上海で行われる様々なイベントにボランティアとして参加し、地域住民と交流を深めています。チャリティバザーや古書販売のお手伝い、幼稚園児への読み聞かせなどのほか、日本人アーティスト招聘イベントにおいて会場設営などをしたこともあります。日頃学んでいる中国語を使う良い機会にもなっており、参加を希望する生徒が非常に多いです。
部活動・委員会
部活動
<運動部 >
<文化部>
部活動に限らず、それそれの得意分野を活かし、行事等で歌やダンスなどを披露する機会も多くあります。
委員会活動
生徒会執行部
スポーツ推進委員会
HR委員会
美化委員会
図書広報委員会
国際文化委員会
日々の生活から行事の運営まで、各委員会のメンバーがそれぞれの場面で活躍しています。基本的には週に一度の活動ですが、行事前は大忙しです。行事の企画から運営までを生徒が担うというのも高等部の特徵の一つです。人数が少ない分、一人ひとりの役割が多く大変なこともありますが、その分それぞれに責任感が芽生え、他では味わえない達成感があります。
行事担当例(実績)
生徒会選拳:執行部
体育祭(企画・運営):スポーツ推進委員会
小学生への読み聞かせ:図書広報委員会(実況アナウンス)
ハロウィンパーティ:ホームルーム委員会
梧桐祭(文化祭):国際文化委員会
大掃除:美化委員会