特別な配慮を要する児童の新編入学

日本国内では、インクルーシブ教育の推進により、多様な学びの場が増えています。日本国内でも地域によって学級や支援形態などさまざまです。

上海日本人学校虹橋校は、上海商工クラブによって、設立された私立学校の性格を有する在外教育施設であり、日本の公立学校と同等の条件整備はできません。事前に必要な情報について保護者と学校で共通理解を図り、特別な配慮を要する児童のサポートを整え、円滑な新編入学へつなげることが必要です。本校の特別支援教育や体制を理解していただくためにも、以下の内容をお読みいただいたうえで申込みやお問合せをお願いいたします。

医学的診断によって、診断名がつくかどうかに関わらず、学校生活を送る上で配慮や支援を必要とする子どもたちのことも含めて考えています。

上海日本人学校では、虹橋校(小学部)のみ、特別支援学級(知的障害学級・自閉症情緒障害学級)にて特別な配慮を要する児童を受け入れています。しかしながら、本校は、日本の公立学校と同等の条件整備はできないため、全ての特別な配慮を要する児童を受け入れることは困難です。そのため、医療行為が必要な児童、身辺自立に介助が必要な児童やその他行動面等で著しく集団生活に適応が困難な児童につきましては、受け入れが難しい状況です。
特別支援学級への新編入につきましては、特別支援学級新編入学説明会に参加いただき、本校の就学指導委員会で検討し、受け入れについての可否を決定いたします。なお、年度途中の受け入れは行っておりません。

何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいは登校したくともできない状況を指します。病気や経済的な理由によるものを除きます。学校に行きたいという本人の意志があり、登校できる可能性がある場合については、受け入れを検討します。

本校では、日本語による教育活動を行います。年齢相応の授業内容を日本語で理解し、話せる、書くができることが必要です。こちらに関しては、別途、日本語のチェックを要する場合がございます。

特別な配慮を要する児童の例としては、下記のケースが挙げられます。

例)病院や発達検査等・入学に関わる健診等を受けて、診断やその傾向があると言われたことがある。
例)これまでに特別支援学級、通級による指導を勧められたことがある。
例)コミュニケーションの課題等の克服のため通級による指導を受けている(いた)。
例)集団の中に入って学習や活動が難しいため、サポートの先生が付き添っていた。
例)〇年〇月から不登校になり、別室登校や短縮登校などの措置をとっていた。

など

教育相談につきましては、随時受け入れています。